紅白幕が掛かった特設舞台が、真清田神社の境内前に組まれます。冬空の元、午前10時ころだと人もまばらで、神社特有の張りつめた空気が流れるだけです。ほどなくすると、境内西側の社務所から、衣装を身に纏った方々がとぼとぼと歩いてきます。本殿で祈祷を済ませてから、豆まきの準備が整えられる頃には、舞台の周りには大勢の人で埋まります。
宮司の挨拶の後、午前11時ころから豆まきが開始。後方まで投げられる方がほとんどいないため、なるべく前列で福にあやかりたいです。約15分ごとに、豆まきは3回行なわれます。手配りで福豆を配布される方もいるため、無理せずに豆まきを楽しみたいです。小競り合いや怪我に備えて、警備員、警察、救急隊も配備。
嫁入りの風物詩でもある菓子投げを連想させる節分祭と豆まき。福豆が地面に落ちて、踏み荒らされている事実は惜しい。福は分け合ってこそ、ご利益がありそうです。(text in 2014.2.17)
豆まきの舞台の外廻りはフェンスが設置されています。万が一に転倒者が出た場合は笛が鳴り響き、豆まきが一旦止められる配慮があります。安全性を確保して、節分祭は進行されます。
福豆と福餅は、大人の手のひらにすっぽりと収まる大きさです。福餅は紙に包まれていますが、石のように固いため、素手で取ろうとするとかなり痛いです。帽子やグローブがあると重宝しそうです。
真清田神社の節分祭は毎年、2月3日の節分の日に合わせて開催されます。そのため、土曜や日曜ではなく平日に催される年もあります。また、一宮市にゆかりのあるタレントや女優が駆けつけて豆まきを担います。
Pick UP
一宮駅のランドマークで、図書館や観光案内所などがあります。
カフェや飲食店で寛ぎたいです。
i-ビル(尾張一宮駅前ビル)
愛知県一宮市栄3-1-2
9:00~21:00(年中無休)
※各施設の開館時間や休館日は異なります。