観音寺の瀬部山車・臼台祭

瀬部小学校の北側の観音寺で催される「瀬部山車・臼台祭」は、地域に根差した祭です。木曽川の洪水が起きた時代に、近江の国(現在の滋賀県竹生島)の観世音菩薩様の御首が、観音寺内の銀杏の木に飛来。洪水の後だったために、その御首を安置する場所がありませんでした。清浄な挽き臼に仮安置した史実があり、「瀬部山車・臼台祭」の由来となっています。

唯一の山車の上部に、1年の月数(天に延びるように12個の提灯が並びます)と日数(円を描くように365個の提灯が設置)を表す大小の提灯を付けた籠笠があります。境内に響き渡る地元市民による笛や太鼓のお囃子に合わせて、その籠笠が、挽き臼の動くようにくるくると回ります。提灯の灯りが光の帯となり、夜空に幻想的に浮かび上がります。

提灯に火を灯すのがすべて手作業のため、その装飾準備に時間がかかります。山車が動き始める「瀬部山車・臼台祭」の最高潮は、午後8時ころから。臨時の駐車場を設けていないため、付近の住居に迷惑のかからない駐車をお願いします。

名称瀬部山車・臼台祭(せべだし・うすだいまつり)
開催月2023年8月19日
開催場所観音寺、八剱社境内(一宮市瀬部)
臨時の駐車場設けていません
その他一宮市指定無形民俗文化財
瀬部山車・臼台祭

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