「HELLO!! 138」チームにとっては3回目となる尾州産地の素材メーカーなどが一堂に集まったビジネスイベント、ジャパン・ヤーン・フェアと総合展「THE尾州」へ行ってきました。大小の催しが行われて、三越伊勢丹とコラボした尾州ウールスペシャルコレクション展が新規で開催。また、地方創生発信型スペシャルトークイベントもあり、一宮市が尾州産の繊維業界を売り込んでいこうとする姿勢がうかがえます。
ジャパン・テキスタイル・コンテスト優秀作品、翔工房作品などの定番展示も見ることができました。会場で出会えた作品がその後に商品として売り出されていくのかを、次回の開催時にでも確認できると良いかもしれません。無機質なマネキンや壁に飾るだけではなく、もっと違った演出ができればさらに楽しめると思います。
ジャパン・ヤーン・フェアと総合展「THE尾州」は毎年平日の昼間の開催。一般市民や学生はなかなか来場しにくい時間帯です。でも、一宮市の基幹産業を応援すべく、また将来のファッション業界を裏方から支えていこうとする情熱を絶やさないためにも、ぜひ時間をつくって行きたいです。無料シャトルバスが名鉄一宮駅バスターミナル1番乗り場から出ています。
(text in 2016.3.1)
2015年10月に伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店で尾州ウールスペシャルコレクションが開催。その店頭を再現したブースで、メンズスーツが迎えてくれました。来場者の関心が少し低いと思いました。
Tweed Run Bishu(2015年に開催)コーナーが初展示。Tweed Runとは、ツイードを着て街中を自転車で走るイベントで、日本では東京や名古屋で開催されています。その当日のイベント模様を編集された映像で鑑賞できました。展示だけではその魅力がつかみにくいのも事実。2016年も開催するのか未定です。
展示されている物の傾向として、学生による作品はポップな色合い、企業やクリエイターによる作品は落ち着いた色合いが多いと思いました。流行のファッションを導いていく存在が会場に展示されているはずです。もっと前に出てくる物があってもよさそうです。