一宮市の北東部、江南市との市境あたりに「浅井古墳群」があります。その中でも岩塚古墳、毛無塚古墳、桃塚古墳、愛宕塚古墳、小寒神社古墳の5基が愛知県指定文化財になっている史跡です。
写真は毛無塚古墳で、直径が約38メートル、高さが約3.5メートルの円墳で、「浅井古墳群」の中でも最大の墳丘。古墳とは、3世紀後半から7世紀前半に築造された墳丘を持つ古い墓をさしています。位が高く、権力者の墓として有名なのが前方後円墳です。
「浅井古墳群」は住宅街の中にあり、見つけにくい古墳もあります。石碑が立っているので古墳とわかりますが、もし立っていなければ、ただの草地と見られることが想像されます。
一宮市史の資料に発掘調査の詳細がまとめられているため、紐解いていくと歴史情緒が感じられそうです。数々の出土品は、一宮市博物館に収蔵・展示されています。(text in 2013.8.20)
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