学生が考える一宮駅のミライ、をテーマに、第2回「TUMUGUBA(つむぐば)」が本街商店街にあるオリナス一宮で開催。名古屋市立大学の芸術工学部建築都市デザイン学科の学生が、一宮駅前の銀座通りの未来の都市デザインを考え、模型も使ってプレゼンテーションしました。
「TUMUGUBA」とは、一宮駅周辺のまちなかエリアの未来を考えるために、ヒントや刺激になる事例や考えを学んだり、皆で楽しく語り合って、本当に大切なものを見つけまちなかの未来を紡いでいく場です。
引用元:一宮市まちなかウォーカブル
持ち時間が約3分という短い時間で、7チームからの都市デザインの提案を、ハロ〜いちのみやチームも聞いてきました。賑わいがない、寂れているという前提が寂しい現状。全体的に、大胆であり奇抜な提案はありませんでした。たとえば、電車の乗客が窓から街並みを眺めている時、驚いてしまうシンボル的な建築物が見えても良さそうです。
また、一宮駅周辺には、マンションが乱立しています。その住人全てが、銀座通りに繰り出すだけで、十分な賑わいにつながります。そもそも、一宮東口から延びる通りが、銀座通りという名前だと、どれだけ認知されているのか、今、不安を覚えました。
企画立案の時間が少なかったと想像できますが、配布された資料や模型の作り込みはちょっと物足りなかったと感じます。オリナス一宮の設備において、マイクの音響が館内に反響し過ぎて、学生さんたちの声が聞こえづらかったのもマイナス点です。
出席した一宮市長による批評が、発表した学生にとって良い励みになったと思います。今回だけで終わることなく、引き続き、一宮駅前の都市デザインを考察してもらえると嬉しいです。まずは、駅前をもっと歩いたり、既存の店舗を利用して欲しい。美味しい名物をひとつ作り出すだけでも、立派な都市デザインではないでしょうか。
一宮駅前の地下駐車場については、老朽化が顕著に見られて、今後の対応策が協議され始めています。地下の電灯は薄暗く、点滅してしまっているものもあります。バイオハザートの世界観がある場所となっているため、ちょっと怖いです。換気が悪いためか、車の排気ガスの匂いがきつく、空気は濁っています。ハロ〜いちのみやチームは、駅ビルや周辺のコインパーキングの利用をおすすめします。
次回、第3回「TUMUGUBA」は、2023年9月26日火曜の午後6時30分から、尾張一宮駅前ビル(i-ビル)の3階シビックテラスで開催予定です。株式会社ワークヴィジョンズの西村さんを迎えた講演会。詳細は、いちのみやストリートチャレンジ2023の公式サイトでご確認ください。