二日間に渡って催された「花しょうぶ祭」。萬葉公園高松分園で、色鮮やかな花菖蒲、蓮、睡蓮などが観賞できます。いくつかは咲き遅れてしまった花ですが、歌碑や詩碑が整備された公園全体の風情を楽しみたいです。琴や津軽三味線、和太鼓の演奏が優雅。公園内に構えられた「樫の木文化資料館」は、萩原出身の詩人、佐藤一英の提唱により設立された記念建造物です。樫の木でつくられた農具や生産道具が収蔵されています。実際に使っていた昔の人の生活まで思いを馳せると、とても感慨深いです。
祭に付き物の出店はありませんが、野菜の特売が、隣接する店舗で行なわれていました。また、菖蒲庵(休憩所)ではお茶会の席が設けられています。淹れたての抹茶と風味豊かな和菓子が嗜めます(抹茶券は300円)。障がい者専用の臨時駐車場が公園のすぐ北側にあります。一般のご来場は、平安会館萩原斎場の駐車場を利用可能です。
(text in 2015.6.8)