権利関係者ではありませんが、一宮市の都市計画が聞けると思い、2017年9月17日日曜にオリナス一宮で催された「一宮駅周辺の都市計画変更等」の説明会に出席してきました。会場は、追加の席が必要なほど、たくさんのご来場がありました。
主なポイントは、一宮駅周辺の用途地域(容積率)の変更、防火地域及び準防火地域の変更、地区計画の決定の3点です。最大の目的は、一宮駅周辺に少しでも高層なマンションや商業ビルを建築してくださいということです。来場者が気にした点は、敷地面積が500㎡以上必要という条件です。駅前一等地に、これだけ大きな土地を単独で持っている地主はいないだろうと想像します。これでは都市計画が進みません。
質疑応答では、賛成も反対の意見も聞こえてきました。固定資産税や事業税の優遇措置を講じろというご意見は、街の発展と逆行していると感じます。税金だけが上がるかもしれないという住民感情が暴発した説明会でした。
一宮市の中心市街地の将来像が誰にでもあるはずです。その点で行政サイドは準備不足が否めません。多様な質問や意見が出てくることはわかりきっているはずです。リニアインパクトを一宮市にも呼び込みたい、少子高齢化の対策を講じたいなど、時代背景があげられました。そのための都市計画をさらに塾考していただきたいと願います。
(text in 2017.9.21)