名岐道路はどうして必要なのか、ハロ〜いちのみやチームも考察します

一宮市を南北に走っている国道22号線の上に、自動車専用道路「名岐道路」をつくる都市計画が、ずいぶん前から計画されています。

名岐道路をおさらいしておくと、名古屋高速一宮線を北西方面に延伸して、東海北陸自動車道の一宮木曽川インターチェンジに繋げる約7.5キロの計画区画(岐阜県にある岐南インナーまで伸びる計画もありますが、このブログでは対象外とします)です。全線を国道22号線に沿って高架化し、有料道路とする予定。片側二車線の高架道路で、出入口を二箇所も新設する計画です。

交通渋滞の緩和によって、一宮市民の生活向上に繋げていく

どうして名岐道路の計画が出てきたのか。国道22号線における、朝夕の交通渋滞の緩和が大きな狙いです。さらに、名神高速の一宮インターから一宮ジャンクションにおける渋滞緩和も期待できます。ハロ〜いちのみやチームも、一宮市内を走る国道22号線をよく利用します。とにかく渋滞します。肌感覚として、朝夕に限らず、国道のため、車の交通量が多いです。名古屋方面、岐阜方面の双方から往来する車が、渋滞発生を招いています。渋滞の迂回交通による生活道路の交通環境の悪化、国道22号線に向かう道路の渋滞などが、一宮市民にとって大きな負担であり心配事です。

渋滞発生の箇所をあげてみます。一宮市内に限定の場合です。国道22号線の名古屋方面と岐阜方面の双方で、国道155線と交わっている「富士3丁目」交差点を起点に混雑します。

また、一宮インターから一宮ジャンクションの区間では、上り下りとも渋滞が発生しやすいです。交通ニュースでは、毎回のようにこの区間の渋滞情報が流れます。大型連休となると、渋滞の列が長く伸びます。

名古屋高速から来る車が全て一宮インターで名神高速道路に合流するため、ここで渋滞が発生します。この車は、少し先にある一宮ジャンクションから東海北陸自動車道へ流れていく傾向が多いと思います。逆の名神高速道路の上り線は、東海北陸自動車道から来る車が全て一宮ジャンクションで名神高速道路に合流するため、ここで渋滞します。

この二箇所の渋滞多発区間の解消が、名岐道路の計画の大きな役割と思います。一宮インターから一宮ジャンクションの区間は、渋滞発生地点として悪名高いため、なんとか返上して欲しいです。

災害時に重要となる、広域防災拠点とのアクセス確保

名岐道路は、万が一の災害時においても、安定的な人流や物流を確保できると期待されます。岐阜県岐阜市と愛知県名古屋市をつなぐ架け橋となり、高架構造の道路として、災害時に人や物資が行き来できます。一宮市は大きな木曽川と隣接していて、この辺りは浸水被害が想定されているため、高架の道路は命の道となります。

物流交通の活性化が、企業誘致の後押しとなります

道路網が整備される取り組みは、物流業界にとっては大きな注目となります。実際、一宮インター及び一宮ジャンクション周辺には、巨大な物流拠点が出来ています。工事中の現場もあります。

詳細は学んでいませんが、物流業界に対する働き方の法整備がされました(執行はまだ先かもしれません)。多分、荷物の受け取りの効率化やドライバーのこまめな休息があげられていて、トラックが立ち寄れる場所の確保が必要と推測します。日本のほぼ真ん中に位置する一宮市エリアに、物流拠点が多く集まることは、納得の流れです。また、物流拠点を建てられる大きな土地が広がっていることも、企業誘致に有利な現状です。

残念ながら、観光産業の活性化には何も影響しないと思います。例えば、一宮インターを降りてから行ける、観光スポットは皆無です。日本三大七夕まつりのひとつとして称されている「一宮七夕まつり」へ行くとしたら、電車を利用します。

一宮市にとって、名岐道路の計画は大きな話題に

名岐道路の新設が果たす役割を、大きく分けて2点に絞ります。車の交通が分散されて、高速道路や自動車道、生活道路の渋滞が緩和されること、企業誘致に大きなメリットとなることです。ハロ〜いちのみやチームは、これからも名岐道路の計画に注目していきます。一宮パーキングに、スマートインターを新設する案についても、どんな効果をもたらすのか、期待したいです。

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ハロ〜いちのみやチーム
愛知県一宮市を拠点に活動中。地元の街を細く長く盛り上げるため、「ハロ〜いちのみや」を管理運営しています。独自性と時代性とユーモア性のある企画を、続々と進行中です。取り上げて欲しい企画があったら、ぜひお問い合わせください。少数精鋭のため、更新頻度は遅いかもしれません。