九州地方や島根県、広島県、さらに隣の岐阜県の下呂市など、豪雨被害が相次いでいます。愛知県一宮市においては、普段通りの梅雨で、猛烈な雨に見舞うことなく大きな被害が出ていません(一宮市内で、床下浸水の被害が出たというニュースもありますが、どこの地域かまでは不明です)。
今回のような豪雨が、もし一宮市内で降ったどうなるか。家屋への浸水被害が起き、豪雨の状況によっては河川や用水の氾濫が起きてもおかしくありません。
九州地方などでは、毎年のように豪雨被害にあっていて、その度に対策が協議されています。残念ながら、抜本的な解決ができているとは言い難く、同じ地域が同じような被害にあっているようです。
愛知県一宮市は、今回の被害を見てどうすべきか。やはい、過去のこの地域の自然災害を教訓として、対策を練っていかなければいけないと思います。
豪雨災害に限って、過去を振り返ってみます。1972年、1976年、2000年の豪雨が挙げられます。特に2000年の豪雨は、東海豪雨として大きな被害が出ました。一宮市内の浸水被害状況は下記の通りです。記載の数値は、床上及び床下浸水の家屋(世帯数)の合計となります。
- 宮西/88
- 貴船/59
- 神山/51
- 大志/51
- 向山/72
- 富士/259
- 葉栗/19
- 西成/222
- 丹陽/675 ※最も被害が多かった連区
- 浅井/64
- 北方/1
- 大和/86
- 今伊勢/55
- 奥/5
- 萩原/10
- 千秋/85
- 合計/1,802※一宮市の総世帯数は約16万です
床上浸水被害を受けた家庭の229世帯に、事態調査していました(回答率は約70%)。非常時用に水や食料を備蓄している家庭は約25%、避難所を知っていた家庭は50%、実際に避難したのは39%。
避難については、在宅避難という考え方も出てきていて、一概に避難しなければいけないと言い切れません。避難所へ行くまでの危険性を加味すると、自宅の上の階にいた方が安全かもしれません。この点は、各家庭で事前に話し合っておくべきです。
注目したいことは、備蓄ができていないことです。備蓄については、今も昔も変わりはなく、ますます必要性が高まっているはずです。
各家庭に配布されている一宮市洪水ハザードマップを確認しながら、備蓄を進めていきましょう。「HELLO!! 138」チームは、少しずつ揃えています。コロナ禍の経験により、消毒液などが追加されました