一宮市内にはノコギリ屋根の向上が散在しています。建物内に光を多く取り込むための特徴的な構造で、産業革命当時のイギリスが考案しました。一宮市以外では、群馬県桐生市や京都府京都市の西陣地域にもノコギリ屋根の建物が残っています。
織物工業の衰退、冷房効率の悪さ、メンテナンスのむずかしさも重なり、ノコギリ屋根の工場は減少傾向です。アトリエに使われている工場もありますが、取り壊されてしまったり、老朽化した姿のままも見られます。桐生市の「ノコギリ屋根工場群の活用による都市再生モデル」は魅力的な成果を上げていて、一宮市でもノコギリ屋根工場を活用した取り組みがたくさんあると思います。(text in 2013.6.25)
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