八幡神社の甘酒祭

「甘酒祭」の起源は、三ツ井重吉城を築いた尾藤源内重吉(びとうげんないしげよし)の子孫となる桑山氏によって取り計らった豊年祭です。全国各地でも、奇祭「甘酒祭」が行なわれています。

神意によって決められた宿元で甘酒の振る舞いがあり、午後になると(午後1時45分ころ)、笛や太鼓の囃子にあわせた行列が、甘酒とおこわを担いで八幡神社へ向かいます。甘酒は、神田(甘酒田として免租地となっていた田んぼ)で収穫された米で作った麹で仕込まれています。

甘酒とおこわを神前に供えて神事をすすめて、拝殿にて地域の子ども達による神楽(かぐら)が奉納されます。祭の法被を纏った男の子、巫女衣装に彩られた女の子が目に鮮やかです。笛や太鼓の和楽器の演奏、巫女の舞は、幾度もの練習を重ねてから望まれます。演者が変わるたびに、奇妙な掛け声とともにおひねりが飛び交う様子は圧巻の見所です。

その後、裸男が現れて、供えてあった甘酒とおこわの入った桶を手に持ち、境内から鳥居に向かって練り歩きます(昔は走り出したそうですが、けが防止のため見送られています)。見物人は、その甘酒やおこわを分けてもらうことで、悪病や災難を免れると言われます。また、境内一体にそれらをまき散らし、境内に生える草や木とも喜びを分かち合っていきます。

少し昔では、裸男が空になった桶を鳥居に向かって投げ上げて、その年の豊凶を占ったそうです。現在は、桶の破損、鳥居の破損を防ぐために見送られています。

名称 甘酒祭
開催月 10月(2016年は10月23日に開催)
開催場所 八幡神社(一宮市丹陽町重吉)
臨時の駐車場 設けていません
その他 一宮市指定無形民俗文化財に指定されています

201310甘酒祭

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